中山間

新聞炭鉢に季節の草花 18日まで北川村で「炭丸」展

オリジナルの新聞炭鉢を用いた「炭丸SUMIMARU」の展示会が今年も5月13日(水)から5月18日(月)まで開かれている。会場は高知県の東部、北川村野友甲にある小規模多機能施設「ゆずの花」。寄せ植え体験のできるワークショップは同施設内の「ゆずの花テラス」にて開催される。開場時間は9時~17時。最終日は12時まで。(インターンシップ研修生、来川光輝)=昨年度の展示会の様子や「炭丸」については以下の記事に詳しい。https://newskochi.net/kotsumo-2

会場に並べられた「炭丸」=北川村の「ゆずの花」にて

溶かした古新聞で

新聞炭鉢とは、水に溶かした古新聞を器型に窯で焼いたもの。炭なので環境に優しく、植物の生育に適している。北川村木積(こつも)の窯で焼成された炭鉢に野の草花を植えたものを炭丸と呼んでいる。

柚子の若木を植えた「炭丸」

十人十色の魅力

初日の13日、会場には「新聞炭鉢をつくる会」(約40人)のメンバーらが次々と炭丸の作品を展示した。どの作品も新聞炭鉢から多種多様な植物がすっくと伸びている。つやつやの葉が初々しい柚子の若木や、甘やかな芳香を漂わせるランなど、パッと興味を惹かれる炭丸。ふわふわの苔や道端で見かける小花や植物が集められた、豊かな調和を感じる炭丸――。十人十色の魅力が並んでいる。直径20センチほどの小さな炭丸をじっくり見ると、「顔を近づけるほどに気づける魅力が炭丸にはある」と再認識させられる。

「炭丸」について説明する新田文江さん

新しいアイデアが次々と

主催するのは「新聞炭鉢をつくる会」。代表で北川村木積の陶芸家、新田文江さんは「会員の皆さんが楽しみながら熱心に炭丸を作ったり、広めてくれて。回を重ねるごとにますますすばらしい展示ができて、とてもうれしい」と話す。「新しいアイデアもどんどん出ているんです」と語る新田さん。そういえば、昨年の展示会では見なかった展示方法がある。炭丸の下にツワブキの葉を敷いたものだ。

ツワブキの葉を敷いた「炭丸」

偶然から葉を皿に

「このあいだ、カタクリの花を見に岩手の花巻市に行ってきたんです。それで岩手の人に炭丸を紹介したんですけど、そのまま持って移動するのは不安定だから、その場にあったツワブキの葉を摘んで、その上に載せて持ち帰ったんです」

一息ついて眺めると、ツワブキの葉を皿代わりにしてテーブルに佇む炭丸の姿がかなり「映え」ていた。偶然から生まれたこのアイデアが、今回の展示でも活かされている。

これが新聞炭鉢。古新聞を水に溶かして成型し、窯で焼いたもの

寄せ植えワークショップも

昨年から一段とパワーアップした展示会。展示品の販売もされている。一鉢1500円。随時、寄せ植えのワークショップも行われる。

(C)News Kochi(ニュース高知)

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